未病!
未病とは、中国語で「病気でない」ことを意味します。しかし、「未だ」ですので病気が目の前にあると考えて下さい。未病は「未だ病にあらず」と読みます。従って、他覚症状(検査の結果が異常値)や自覚症状のいずれかがある場合は病気で未病ではありません。未病研究者の中には他覚症状(検査結果等が異常値等)があるが自覚症状が無い場合または自覚症状があるが他覚症状が正常である場合を未病というと定義している学者もおりますが賛成できません。他覚症状がなく自覚症状がある場合も検査方法に問題があり病気だと考えます。自覚症状が無く他覚症状がある場合は当然に病気です。検査結果が異常値なのですから未病とするには無理があります。
従って、未病とは未だ病気ではないですが、このまま放置すると病気になる身体または心の状態を言います。近代西洋医学では保健の分野になります。従って当学会は、未病を「東洋医学的保健」と解釈しす。
当学会の未病の定義は「検査数値が異常値に近い心身の状態又は健康に害を与える可能性のある生活習慣を続けている心身の状態を言う。」とします。また、この概念を「純粋未病」として古くて新しいい保健概念として普及したいと考えます。
特に生活習慣を健全な姿に戻すことこそ大切です。純粋未病の意識を国民に普及してこそ医療改革も可能となると考えます。
—-日本未病医学会ホームページより—–